1月8日は「ロックの日」!映画「エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~」

「1月8日はロックの日です」と言われてすんなりと納得できる人はいるのだろうか。
ロックの日と言ったら、6月9日に決まっている。
じゃなかったら、6月9日の方の立場がない。
適当なことを…と思いながらも、話の続きを聞いてみる。なぜ1月8日なのか。
すると、なるほど1月8日は確かにロックの日で間違いなかった。

由来を明かせば、ロックの帝王エルヴィス・ブレスリーとデヴィッド・ボウイの誕生日がいずれもこの日だったからである。
ロックの神様の誕生が偶然にも2人重なった日なのだ、そりゃあロックの日と認めざるを得ない。
手元にある占い本には「1月8日生まれの人には強い野心と強烈なファッションセンスが備わっている」と書いてある。
強烈なファッションセンス。備わるどころか溢れまくりである。
映画「エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~」にも、エルヴィスが自身の誕生日と彼の秘めた性格について語るシーンがある。
「8の奴は誤解されやすい。内心は孤独で移り気だ。個性が強いがこの世で大切な役割を演じる。だが宿命に左右される。他の人間の宿命の道具となるんだ。」
映画の中では、8日生まれの強い個性と山羊座らしい勲章(バッチ)を求める野心が見え隠れするエルヴィスの姿がユーモラスに、時にシリアスに描かれている。
ちなみに、映画の中で彼が訪問する元アメリカ大統領リチャード・ニクソンは1月9日生まれ。1日違いっていうのもなかなか強い縁を感じる。会ってから意気投合するまでに時間はかからなかったんじゃないかな。
ホワイトハウスの中心でビートルズやジョン・レノンを例えにゴリゴリ話を進めるエルヴィスと、彼にペースを持っていかれるニクソンとのやり取りが愉快な映画なのでぜひ。
米国立公文書館の画像資料の中で最多の閲覧回数を誇る写真とともに永遠に語り継がれる、キング・オブ・ロックンロールとニクソン大統領との面会に隠された、衝撃的かつユーモラスな語られざる真実の物語。
ちなみに6月9日の方も「ロックの日」として日本記念日協会に認定・登録されている。なんだか一安心(?)
でもやっぱり単なる語呂を超えたロックの魂みたいなものは1月8日に宿っているのだろう。
この日に生まれた世界中のベイビーの中から、いずれ革新的なファッションの表現者となるカリスマ的存在が現れたりするのだろうか。野心とセンスで人々を魅了する存在。もしそうなったら、面白いなぁと思う。
以上、1月8日は「ロックの日」!映画「エルヴィスとニクソン ~写真に隠された真実~」でした。